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kantele カンテレってどんな楽器?

カンテレは、北欧フィンランドの伝統楽器。撥弦(はつげん)楽器に分類され、主に木製のボディに張られた弦を、指やピック、時には木製の小さなスティックでつまびいたり、コードを掻き鳴らしたりしながら演奏する楽器です。

その歴史は、3000年前にさかのぼるとも、、1000年前とも言われ、、定かではありません。フィンランドの民族叙事詩『カレワラ』には、老賢者ワイナモイネンが、カマスの顎や白樺の幹を用いて、カンテレを創りつまびき、森の生き物たちを魅了したという記述があります。

5弦カンテレ

5弦カンテレは、カンテレの原型と言えるモデルで、文字通り5本の弦が張られています。チューニングは、レミファ(ファ♯)ソラ、だったり、ミファ(ファ♯)ソ(ソ♯)ラだったり、ボディの大きさや演奏る音楽に合わせて何通りかあります。写真は、フィンランドのカンテレメーカー、

Amf のもの。写真をクリックすると、工房のサイトにリンクします。英語とフィンランド語対応。

コティカンテレ

通常は36本ほどの弦を張った、大型のカンテレ。ピアノでいうと白い鍵盤の音階で弦が張られ、4オクターブの音域。半音の音を出すために、ソの音にレバーがつけられることが多いが、レバーなしのものも。写真は、コイスティネン社製

エレクトリックカンテレ

サウンドホールがなく、アンプなどにつなげて演奏する現代のカンテレ。アンプと楽器の間にエフェクターをかませたり、PCに接続して様々な音色を創り出したりと可能性は無限大。コンサートカンテレタイプが主流。写真はコイスティネン社製

中型カンテレ

10弦、12、15、19,20弦などの弦数のカンテレを中型カンテレと総称します。半音の音を奏でるためのレバーをつけて、5弦よりも多くのジャンルの音楽を演奏することができます。写真はAmf社製。

コンサートカンテレ

コティカンテレに、すべての弦に対応した半音操作のできるレバーが取り付けられたもので、近代になってから開発されました。これにより、クラシックからポップス、ジャズ、伝統音楽など、カンテレで表現できる音楽のジャンルが広がり、多くのカンテレプレーヤーたちが演奏しています。写真は、ロヴィッカ社のコンサートカンテレ39弦。

日本カンテレ友の会ブログ
不定期更新ですが・・・・
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