top of page
大型カンテレ Iso Kantele
大型カンテレは、弦数が34~40弦。コティカンテレとコンサートカンテレの2種類に大きく分類されます
Lovikka社のコンサートカンテレ
kirjokansi40
Amf社が開発した、軽くて持ち運びに便利な大型カンテレで40本の弦が張られています。 一番低い音はF 一番高い音はC、ピアノの鍵盤で言うと、真ん中のドからさらに3オクターブ上のドと、2オクターブ下のファというレンジ。 これは半音レバーのないコティカンテレタイプ。
Koistinen社のコティカンテレ 37弦
Lovikka社のコンサートカンテレ
1/5
Iso Kantelet
画像クリックで別窓で開きます。
大型のカンテレは、弦の数が34~40本ほどあります。4オクターブ前後の音域をもつので、小型や中型に比べて、演奏できる音楽の幅が広がります。
コティカンテレは、半音操作のできるレバーがないか、ソの音、または演奏者のニーズで必要な弦に取り付けるタイプ、コンサートカンテレは全ての弦に対応した半音レバーが取り付けられたものです。
残響が大きいので、指でつまびくと共に、別の指や掌、腕、または取り付けられたミュート板で、余計な残響を消音しながら弾くというテクニックが必要です。ただ、伝統音楽などを弾く人はあまり消音にこだわらないようです。クラシック音楽や現代曲、コードの変化の速いジャズなどを弾く人は、この消音をこまめに行わないと、音が濁って響きがよくありません。フィンランドの音楽院で、コンサートカンテレを学ぶ人たちは、基本の指つかいと共に、この消音のテクニックをしっかりと学ぶそうです。慣れるまで、頭がこんがらがりますが、慣れると自然とできるようになります。楽譜をもらったら、まず指使いを書込み、どこでどの音を消音するかもしっかり決めることが大切です。もちろん練習は必要です。独学で学ぶと、この消音テクニックを知らぬまま、残響で濁った音楽を奏でてしまいます。
bottom of page